活動報告 2月 第1回定例会 一般質問

本日、以下の内容の一般質問を行いましたので、内容を抜粋してご報告いたします。

●防災、減災対策について


区内の各地域で年間を通して大小様々な訓練が催されるものの、それらの目指す目標が不明瞭にであると感じることがあります。
大田区は広く地域によって環境は大きく異なるとともに、求められる自助共助の在り方は様々変化します。今後は、毎年行われる催事の一つとしてではなく、
各地域の特性を鑑みた訓練内容を定め、消防警察と協力しながら、防災訓練を実施していく必要があると考えるがいかがか。


自治会町会などが実施する地域の防災訓練は、地域特性に応じて実施することにより、防災力向上に効果があるものと認識している。また、継続することにより、災害発生時の冷静な判断と行動につながるものと考えている。区では、これまでも東日本大震災等の教訓を活かし、自助・共助・公助の視点から、警察や消防と連携して地域訓練や総合防災訓練を実施して区の総合防災力の強化を図ってきた。また、地域訓練の実施にあたり、区では企画内容などのアドバイスを行うほか、防災講習会などの様々な機会を活用し、先駆的な取り組みについて紹介している。また、今年度の総合防災訓練では、参加の少ない若い世代をターゲットとして、初期消火や応急救護の訓練をポイントとしたスタンプラリーを取り入れるなど、防災訓練に興味を持ってもらえるよう取り組んでいる。引き続き、警察・消防とも緊密に連携し、地域の特性をまえた訓練を実施し、区民の安全安心を守っていく。


大田区は、平成24年度から「学校防災活動拠点整備事業」として、区内の各小・中学校の避難所機能の拡充を行い、新たに「情報拠点」と「地域活動拠点」の機能を併せ持つ地域の防災活動拠点化を進めており、本事業で従来は避難所であった学校に「情報機能」、「地域活動機能」を付与し、災害に対して能動的に対処する機能を求めております。しかし、事業完了後、各拠点の対応力に顕著な格差が生まれつつあると危惧しております。今後、学校防災活動拠点整備事業において、一部の学校では、拠点機能の質向上に向けた特別な取り組みが必要であると考えるがいかがか。


学校防災活動拠点整備事業は、平成28年度に、全91か所の整備を完了した。現在、各地域の活動拠点では、災害時における拠点の運営のための会議や訓練を実施し、活動に差が生じていることも承知している。災害時、各活動拠点が十分な役割を果たすためには、日頃から拠点本部を支える人たちと区が共通認識を持って、災害に立ち向かう力を向上していくことが重要。こうした状況などを踏まえ、活動拠点の機能の充実を図るため、今年度は、活動状況の異なる区内3地区の活動拠点をモデルとし、専門的知識や経験を有する事業者を活用した訓練を実施した。地域からは、理解が深まり、今後の取り組みの参考になったと好評を得ている。区は引き続き、活動拠点の機能の充実を図るため、活動拠点の状況に応じた訓練の実施などに取り組む。

この記事を書いた人

松原 元 ( まつばら はじめ )

大田区議会議員 令和大田区議団所属 松原 元 ( まつばら はじめ )

大田区生まれ、大田区育ち。
地域課題の解決のため、働きます!

36歳!一処懸命!